◆ CD 編 ◆

『未来ブティック』
(CD/P-VINE/2002年)
2002年録音。同年発売。
本CDは、クレイジーケンバンドがアルバム「グランツーリズモ」を録音中の最中、杉並区西永福町の同じスタジオにてレコーディングされた。プロツールなるものを使用しての初めての録音。プロデュースはィ横山剣さんと、@のみがムーンライダーズの鈴木慶一さん。しばしば、スタジオの駐車場には剣さんの真っ赤なムスタングが目撃された。それは熱い夏だった。
曲名 コメント
@マイコン・エイジ 本CD中最も古い曲。当時ライヴではおなじみだった曲で、なぜかCDになる以前のデモ・ヴァージョンが、CRJ−WESTカレッジ・チャートで1位を獲得。個人的には、70年代後半から80年代頭にかけてのあの時代特有の安っぽい近未来感っていうのが好きで、これも「マイコン・エイジ」ってのをどうしてもタイトルにした曲が作りたくって作った曲(ちなみに「マイコン・エイジ」ってタイトルは敬愛するリヴァプールのヘッポコNWグループ「フロック・オブ・シーガルズ」の1stの国内盤の帯に書かれてあった宣伝コピーの文句から拝借したもの)。インヴェーダー・ゲームっていうか、ブロック崩しというか、人間臭いアナログなデジタル感。で、音的には「ラジオスターの悲劇」でおなじみのバグルスの亜流版的人力エレポップってとこでしょうか?。歌詞は中学生並み(笑)。余談ですが、MIXDOWN当日、鈴木慶一さんは夏カゼでヘロヘロ状態で注射を打って(!)の参戦でした。
A殺人図形 なんとなくクリスタルですね。個人的には気に入ってます。キーボードでデタラメにコード鳴らしてて出来た曲。杉山清貴とオメガトライブ(そういえば、クレイジーケンバンドのドラムの廣石さんが在籍してましたよね?)みたいな曲もいいなあとか思って作ってたような記憶もあるけど全然違いますね(笑)。サビはイモ欽トリオちょっと入ってますか?ウチのギターのSAMSONGいわく、「夜の青山あたりをクルマで流してる感じだよね」って、運転免許証も無いのにね(笑)、イメージはどこまでも広がります。鈴木慶一さんが「マイコン・エイジ」の録音の際、「この曲もいいよね」って言ってたのを思い出しました。
B巴里、それから オレお得意の組曲形式の大作です。根っこがプログレなんで(?)、いっくらでも長いのは得意(レコードで言えばピンク・フロイドとかの片面1曲構成とかね)なんですけど、逆に曲をコンパクトに作るのが苦手ね。なんで、E.コステロとかにでもコツを教えてもらおうかと思ってるんですけど(笑)。で、この曲、デモの段階でのタイトルは「巴里でバッタリ」(笑)。前半部の歌の部分は当初全く違うジャーマン・サイケみたいなメロが付いてたんですけど、「全然パリっぽくない」というメンバーの指摘があり(笑)作り替えたものをドッキング。で、いつの時代のパリっかって聞かれても自分でもよく分かってないないんですけど1950〜60年代あたりってことにしといて下さい。でも、地名の付いた曲って作るの楽しいですね。行ったことないくせに逆にどんどんイメージふくらんじゃいますから。よく外人が日本をイメージした曲作ると、未だに曲の最後とかに「ドラ」がゴーンとか鳴っちゃったりして、中国じゃないんですからって、そういう勘違いって大好き(笑)。音的には、10cc(パリの一夜って曲ありましたもんね・・・)やらスーパートランプ、ヴァーナ・リンド、ニック・ケイヴ、etcが頭ん中で発酵して完成。
Cベイビー・ココナッツ これも、「ココナッツ」って言葉が使いたくって作った曲。自分の場合、99パーセントまず「曲のタイトルありき」なんですね。ネタ帳には曲名に使えそうな単語が羅列してありまして、毎回そこからチョイスして、その曲名からどんどんイメージを膨らましてゆくわけです。で、この方法って最近知ったんですけど、敬愛する作詞家、かの阿久悠さんも全く同じらしいんですね。つまり、まずは曲のタイトルを決めてから中身を書き出すんだそうで、「曲名」はその曲の顔なんだ・・・みたいな主旨の発言をされていて、ちょっと大感激です。あっ、で、この曲、最初中期のキンクス(RCA時代)みたいな曲にすっかなあとか考えて作ってたような記憶があるんですけど、どう聴いてもスパークス風です。で、クレイジーケンバンドのアルバム『グランツーリズモ』に収録の「珈琲ブガルー」って曲中のあちこちにオレ(AMI)の声がサンプリングされてるんですけど(「あっあっう〜っ!」とか)、それは、この「ベイビー・ココナッツ」のVOCALトラックからサンプリングされたものですィよ。
Dハロー・ニューヨーク もうライヴではおなじみの曲。CDの中では、上の「ベイビー・ココナッツ」とは逆に横山剣さんの「声」をサンプリング。曲に合わせてその場で歌って頂いて、その中からベストな”声”を選んで貼り付けさせていただきました。で、この曲の元々のタイトルは「ニューヨーク・イズ・バーニング!」。かのニューヨークのテロが起こる9ヶ月前にはすでに完成していて、そのタイトルで実際「ライヴ」でも演奏していたんですけど、まあ、そのテロ事件に配慮してっていうか、気分の問題ですけど、その後タイトルとサビの歌詞の一部を現在のものに変更しったていういわく付きのナンバーです。音に関しては、当時よく聴いてたグラハム・パーカーの名作「スティク・イット」が頭のどこかにあったかも知れません。事実、ライヴでの初演の際「この曲をグラハム・パーカーに捧げます」とか意味不明のコメントをした覚えがあります(笑)。曲の中間部、CDの中でも「ヒップ・ホップ!」とか叫んでますけど、全然ヒップ・ホップじゃないです(笑)。ニューヨーク=ヒップホップっていうイメージはかなり短絡的っつうか、問題ありますけど(笑)。で、ライヴではいつもそこの部分では「ハービー・ハンコック」とか「LL COOL J」とかたまに「アフリカン・バンバータ」とか叫んでますけど、お客さんは全然分かってないみたいですね(笑)。
Eブラインド・シティ 「盲目の街」・・・。前の「ハロー・ニューヨーク」からイメージを引きずったままクロスフェードされて立ち現れてきます。殺伐とした広大な都市の夜明けの一瞬の刹那、孤独感。この曲は、生のオーケストラをイメージしてオレがひとりで打ち込みして作ったインストですが、やっぱグラム・ロッカーとしては、レコーディグでホンモノの生のオーケストラとの共演っていうのは永遠の憧れ。コックニー・レベルの「セバスチャン」、「タンブリング・ダウン」あたりはその最もいい例でしょうか。

『永遠(トワ)のカクテル』
(CD/CAPTAIN TRIP/1999年)
1998年(一部1999年)録音。1999年発売。
フルアルバムを3日半で録音するという強行軍。おまけに録音直前になってベーシストが脱退、やむなくベース初心者のAMIが1ヶ月の猛練習(笑)の末、ベースを担当。レコ発ライヴ終了後、キーボーディストが失踪(笑)。ちなみにマスタリングのみゴージャスに(?)ゆらゆら帝国のエンジニアで知られる中村宗一郎さん。ジャケットの制作を手伝って頂いたのは暗黒大陸じゃがたらでSAXを吹いておられた長嶌ベンゾーさん。
曲名 コメント
@天井裏のヨハネ
(序曲2098)
町田町蔵の曲に「駐車場のヨハネ」なんてのもありましたが、ドイツの劇作家ブレヒトの著書「屠殺場のヨハンナ」からこの曲名を思いつきました。途中ブリッジのところでホーンが入るあたりはピンク・フロイド「原子心母」からのインスピレーション(笑)。後半はビーバップ・デラックスとかも少し入ってかも。で、この曲結構気に入っていてライヴでも今もたまにアレンジを少しだけ替えてやってます。ちなみに冒頭の地鳴りのような「ゴォ〜」って音はMOOGを10台使って・・・いや、扇風機の風をマイクで拾って作ってます。
A回転木馬 なぜかドラムのAKIKOがお気に入りの1曲。歌の入るメイン部分はマイナー調の歌謡ロックの趣きですが、中間部がワケ解りませんね(笑)。目まぐるしく展開が変わってゆきます。あれは単に(曲の)頭に戻れなくなっちゃたんで色々くっつけ合わせたような記憶があります。濃い曲であることは間違いありませんが。
Bロンリー・プラネット 本アルバム中、最もまともな(?)ナンバーかつ、今もお気に入りの曲。切なさと空虚なけだるさが混じったR&R。曲名やアレンジ(ベースライン)などにもグラムロックからの影響がこの辺りから明らかに。曲のエンディングでのフルートは、Brazilがプレーしている。
C棘 これってちょっと異色作なんだろうか?でも、悪くないよなぁ〜・・・。ライヴ向きでないっていう理由からか、当時も1、2回くらいしかライヴでやってませんね。ブライアン・イーノの名作1stソロに収録の名曲「オン・サム・ファー・アウェイ・ビーチ」からのインスピレーションに五つの赤い風船、ジャックスなんかのアシッドなテイストを注入して作った記憶があります。中間部のBrazilによる強烈なフルート・ソロはジェスロ・タルも圧倒(ウソ)?
Dイヴニング・シャワー キャメルを意識したドリーミーなインスト小品。夕立の音が入ってます。
Fふたりのミッドナイト 当時オレがグラムを聴き始めた当初、グラムに抱いていたイメージをそのまま体現したナンバー。グラムったてピンキリなんだけど、MUDとかゲイリー・グリッターとかあのあたりの馬鹿っぽさをねらって作ったような記憶があります。”勢い”だけは認めます(笑)。
Eスパニッシュ・アイズ ダンボール・バット史上唯一のSAMSONG単独のペンによる作品。なんで、またフラメンコ(に聴こえないですか?)なのか疑問が残るオリエンタルなインスト小品外は砂嵐、スペインの片田舎の古い居酒屋で見かけた黒い瞳の少女が踊ってくれたあの踊り・・・
F珈琲を一杯 本アルバム中の山場であり10分を超える大作。この当時はプログレというかアモンデュールとかのジャーマン・サイケにもハマリ出していた時期ですから、「(曲が)長いことはいいことだ」・・・みたいな考えがオレの中にあったみたい。で、イントロのギター・リフなんかもうジミヘンかグルグルかってな感じです。中間部のスペイシーでフリーキーな部分は結構気持いいですけど、演奏してる本人・・・あ、オレですけど・・・は必死で慣れないベース弾いているわけですけど(笑)。10分超える大作とは言え”一発録り”ですからオレが間違えたら全員頭からやり直しですよ。そりゃ必死でしたね。録音後気分悪くなったのを覚えています。歌詞に関して言えば、浅川マキさんの傑作アルバム「ストレンジャーズ・タッチ」に収録の♪「ナイト・トレイン」からのインスピレーションです。
Gラヴ・レター ネタをばらせば、オレの座右のアルバムの1枚ELOの「TIME」収録の名バラード♪「21世紀の男」が下敷きになってます。ちょっと歌詞は稚拙ですがいい曲です。まさに「永遠」とか「輪廻転生」を予感させる(?)バラードです。なお、曲のエンデイングで「ガラガラガラ、ゴーン」と鳴ってるのは鉄の扉が閉まる音(笑)なんですけど、解りづらかったみたいですね。

『さそりカクテル』
(CD/CAPTAIN TRIP/1997年)
1997年録音。同年発売。
なぜか見ず知らず(当時)のバンド「さそり」とのカップリングとしてリリース。さそりはCDリリース後すぐ解散。ガレージバンド然とした音(録音)の荒さが異臭を放ってる怪盤。UFO−CLUBで撮ったジャケ写もヒドイが(笑)、まあ、いいだろう。マスタリング(しても意味ないじゃん・・・)のみ中村宗一郎氏。
曲名 コメント
@非情のハイウェイ 当初はチープ・トリックの1stあたりに入ってそうな曲を作ろうと思ってたんだけど、いつの間にか、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」に(笑)。その上思いつきで入れたヨレヨレのトランペット(「土喰い商売人」の前川くんがプレイ)・・・これは、70年代にイギリスにいたHRバンド「GUN(ガン)」の1発ヒット、その名も♪「悪魔天国」(!)からのインスピレーション(トホホ)。しかもこの曲、どこぞのアマチュア・プロレス団体のある選手の入場テーマに使われてた(る)ってなことをなんかのサイトで読んだことがある。最近、たまにライヴでやってる。
A樹海 これも、まず、タイトルありき。野口五郎のシングル曲で昔♪「針葉樹」ってのがあって(「武蔵野夫人」ってのもあったな)、曲よりもそのタイトルのセンスにガンっとやられて(笑)・・・「針葉樹」なんて、フツー歌謡曲のタイトル向きの単語じゃないでしょ?で、多分、そっから「樹海」(笑)。曲調は、どんよりとしたハード・サイケ・ロック・歌謡ってところで、とにかく、曲の後半が長いね(笑)。長いのがイイって思ってたんだね単純に。その後半部、蚊の鳴くようなか細いギターソロを延々と弾いてるのはオレです。Aメロの歌いだしの部分がちょっと好きです。
B東京ララバイ 名曲。生で聴くともっといいよ(笑)。歌が入る前の部分までは、SAMSONGとの共作。3部構成の大作(ライヴでは9分強)です。前半部はなぜ「語り」なのか、単に歌メロがのっからなかったから(笑)。ちょっと、ハード・ボイルド。日活アクション映画気取り?中間部のギターが凶暴に「鳴く」部分は、ジャックスやら、アート・リンゼイ、ジョン・ゾーンEtcを濃縮(?)。そして、一気に感動へと誘う後半部はピンク・フロイドの「狂気」のA面ラストでの開放感を想わせます(マジ?)。ライヴで歌ってると、たまに泣きそうになっちゃうもん(自分大好き)。「ネオンの海にドロ舟浮かべ、今夜も漕ぎ出せ”東京ララバイ”〜」
Cハレンチの系譜 以前は必ずライヴの最後はこの曲で締めていたという重要曲。ポップにはじけた明るいGS歌謡調。たしか10分くらいで偶然作った曲で、ダンボール・バットの曲の中では最も単純な部類の作品。その分解るり易いのか人気のあるナンバーだが、最近はほとんどライヴでもやらなくなった。散々やって飽きたっていうのもあるけど、気分の問題ね。
Dパパのカーディガン 昭和歌謡度の高いナンバーで、これも中々いい曲だね。ほのかな近親相姦臭も漂う哀愁歌謡。イントロのSAMSONGによるフラメンコ風ギターもイイ感じ。中間部のトランペットは前出の前川くんがプレー。ダンボール・バットの活動初期の頃の曲で「王(わん)さんの靴下」っていうヘンなタイトルの曲があったんだけど、これは「衣類」シリーズの第2弾(笑)。エンディングでの波の音は、そのままロキシー・ミュージックの「アヴァロン」へと繋がってゆわけだ(ウソ)。
◆ CD−R 編 ◆

『サーフィンマン』
(CD-R/BAT-MUSIQUE/
2004年)
曲名 コメント
@サーフィンマン 10年以上も前のナンバーを復刻(歌詞&アレンジの一部変更)。当時、数回だけライヴで演奏した記憶がある。まともに楽器が弾けないヒト(オレ)がギターを持って曲作ると、こういうヘンなリフが出来てしまう。ガレージ・ロックってのともちょっと違うな。後半はサイケ期のプリティ・シングス(想像で)。で、リメイクするにあたって中間部にベイシティーローラーズ風「応援団」ブリッジを新たに結合。実はエンケンの♪「不滅の男」聴いてて思いついた。
Aシースルゥ ゲーンズブールの「パーカッション・アルバム」的なスカスカなやつを作ろうと思ったのね。ここに入ってるヴァージョンはオレが打ち込みで作った宅録ヴァージョン。でも、いつものことで、出来上がったものはちと違うな。どっちかっつうと、リタ・ミツコあたりに鞍替え。
B東京ララバイ 2003年録音のライヴ・ヴァージョン。
(楽曲解説はCD「さそりカクテル」の項参照)
Cハレンチの系譜 2000年録音のスタジオ・デモ・ヴァージョン
(楽曲解説はCD「さそりカクテル」の項参照)

『Neu ! DemoTrax2003』
(CD-R/BAT-MUSIQUE/ 2003年)
@ヒット・パレードは嫌い これも、最初に曲名だけ決まってて出来た曲。ほろ苦い、グラム歌謡R&R。下世話な歌詞を並べてみた。イントロだけはT−REX仕様。あ、余談だけど、なぜかオレ、グラムん中でも王道のT−REXって苦手。なんでだろ?
A仮面の昼 これは歌詞が先に出来てた。中学生でも弾けるレベルのギターで作曲。頭脳警察「仮面のヒーロを・・・」とか三島由紀夫の「仮面の告白」、なかにし礼の「仮面舞踏会」あたりからの連想で「仮面」って言葉を使いたかった。収録のヴァージョンはギターも含めて全部オレひとりでやっちゃたやつ。実際のライヴで聴けばもっとカッコいいぜ。
B上海特急 ドラムが頭打ちになってる真ん中のメイン部分のみ数年前に出来てた。その頭とケツに新たに展開くっつけて完成。タイトルは昔のハリウッド映画から拝借。ネチッこく迫る後半部は、ピンク・フロイドと前川清(クール・ファイヴ)の融合を目論んでみた。出来る事なら、富田勲氏に弦のアレンジをお願いしたい。
C港の女
(作詞:小林克也/
作曲:ミック・ジャガー/
編曲:AMI)
原曲はストーンズの「ホンキー・トンク・ウーマン」。それを昔、自分で日本語詞を付け、タイトルを「港の女」とし、秀逸なカヴァーを聴かせていたのが、かの小林克也氏率いるザ・ナンバーワン・バンドだった。ザ・ナンバーワン・バンドの名作1st「もも」に収録されている。
D残雪無宿 これも最初に曲名ありき。ハードボイルド(?)な1曲。サウンド的には、ジュリーの「ストリッパー」やらイギリスのやさぐれバンド「ガロン・ドランク」あたりの匂いを加味した、マイナー調ネオ・ロカ昭和風。オランダの名バンド、ゴールデン・イヤリングの♪「レイダー・オブ・ラヴ」のリズム・トラックを参考にした。ライヴではヒート・アップ必至。
Eシティ・ソルジャー とにかくコンパクトにはじける曲を作りたかった。スキッズとかのパワーポップ系。タイトルは(曲は聴いた事ないねぇーけど!)サニーデー・サーヴィスの「サマー・ソルジャー」(ってあったっけ?)に対抗して(笑)。しかし、だ。この曲、さらに展開をくっつけて長くするかも(?)ってな野望をオレは持ってる・・・(悪いクセ)
Fニューロピアン伊達男         (ダンディ) アリス・クーパーの名アルバム「ビリオン・ダラー・ベイビー」あたりの触感を狙って作ったナンバー。自分でもよく作ったなぁ〜って感心します(笑)。タイトルの「ニューロピアン」はオレの造語で、ニュー(新しい)とヨーロピアンをくっつけたもの。昔、ウルトラヴォックスの曲で「ニュー・ヨーロピアンズ」って曲がありましたが、「ヨ(ユ)−ロピアン」っていう響きにえらくスタイリッシュな感じを持っていて、それを使いたかった。
Gヨーソロー! 船乗り・・・といか、奴隷船の歌です。当初は、もっとアイルランド民謡的な仕上がりを目指したのですが、だんだん違っていきました。ちょっとヘヴィーな曲ですね。実際には舟の「櫓(ろ)」を漕ぐ音とか、漕ぎ手の掛声(!)とかもちゃんと入れたいんですけどね。ヨーソローとは船舶用語で、「そのまま船体をたもて」といったような意味があるらしいです。
HLOW NOISE ニューウェイヴ歌謡。デモなんでちゃっちいんですけど、イメージ的にはエキゾチックス(吉田健、ほか)をバックに歌う沢田研二。歌詞は森雪之丞に添削してもらった(ウソ)。
IOH!マイ・パメラ 1980年頃のニューウェイヴ歌謡風。ここでは、打ち込みヴァージョンが収録されてるが、実際はもっとギターを押し出したアレンジにしたい。パメラとは女の名。なんか急に思いついた。キャサリンじゃだめ。パメラ(笑)。中間のデュエット部はチャゲと石川優子の「ふたりのアイランド」風を狙った。だめ?しつこいエンディングが気に入っている。
J摩天楼ラヴ・ストーリー この曲も相当古い。「さそりカクテル」よりも前かな?忘れた。SAMSONGがドラムとギターで、オレがベースとシンセと歌をやったヴァージョンがあって、それが、昔、オレがシリーズで出してたオムニバス・カセットに収録されていた。まだ、今のバンドではやってないが、もっとアップテンポにしてスパイーダーズ・フロム・マーズばりのアレンジにしたら(無理?)けっこういけるかもよ。
K港区の女 これはC「港の女」へのアンサー・ソング(?)。この歳になって、やっとストーンズのおもしろさが解った喜びを素直に表現した1曲(笑)。チャーリー・ワッツの偉大なヘッポコ16ビートへのオマージュを含む。ちなみにコーラスのAYAKOは港区在住。
LニクイあんちくSHOW! 最近のライヴではおなじみのナンバーで、ライヴの「締め」によく登場する。ここには短いヴァージョンが入っているが、ライヴでは後半、ロキシー・ミュージックの♪「リ・メイク/リ・モデル」よろしくな各パートのソロ回し(お約束!)が加わり、さらにスリリング。理屈ぬきのグラム・ナンバーだ。

『モンド・セレクション』
(CD-R/BAT-MUSIQUE/
2004年)
@モナ☆リザ(Shock Rock!) DUFFOとかザイン・グリフなんかのエセ・ボウイ路線を想定して(想定するな!)作ったナンバー。なんで、このタイトルにしたのか記憶がない。ドラマチックに疾走する後半部はいかにもオレの曲。アリス・クーパーの音楽を昔は「ショック・ロック」って言ってたよね?
Aグッバイ!エトランゼ Aメロのベースラインがいかにも(ボウイの♪「ヒーローズ」やビーバップ・デラックスの曲にもあった)でしょ(笑)なグラム・ポップなナンバー。結構気に入ってます。後半のさりげない転調もいい。「一夜限りの〜」っちゅうBメロ部は近田春夫を意識して歌ってるつもり(笑)。
B今宵、ナイトメア 場末のディスコ・ナンバー。チョッパー・ベースが効いてるね。全体を支配する(いい意味での)ショボさは録音のせいだけではあるまい。Aメロがボンジョビに似てる(ちょっとだけだよ!)との指摘は百も承知。最近ライヴでやってねぇーなぁ。
C巡礼 これは早いとこちゃんと正式に録音したい1曲ですね。フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドが目標。ジャック・ニッチェでも大瀧詠一なんでもいいから誰か連れてきてくれ!そしてオレはメッカへと(四国でも可)巡礼の旅にでかけるのだ。
D蜃気楼 作った当時は「なかなかいい曲が出来たぞ」と思ってたんだけどね〜、今聴くと、現在のバンドのカラーとはちょっとズレを感じちゃう。とは言え、メンバーには支持されてる曲。10年後なら歌える気がする。
Eガラスの家 これも3部構成の大作。前半部は浮遊感もそこはかとなくなエセ・ボッサ調。で、いきなし、変拍子&オリエンタルな中間部へと突入。フィル・マンザネラのソロ・ユニット「クワイエット・サン」のレコード聴いてて思いついたフレーズ・・・っていうとなんかカッコええな(笑)。まあ、いいや、意味不明の曲には違いない。全体を覆う「刹那感」みたいなものは結構好き。ちゃんと録音してみたい。デモに入ってるフルートはROSEが吹いている。
Fヴァカンス(人工島にて) ライヴで1回くらいやったんかな?いわゆるボツ曲ですが、もったいないんで入れました。今聴くと、そんな悪くないですね?ここは南国。しかし陽射しはカンカン照りなのにどこかヒンヤリする触感。近未来のヴァカンスってことで、もしかして照り付ける太陽も人工の太陽なのでしょうか?SFチックでもあります。
Gチェックメイト ピアノと歌がメインの小品。線香花火のように一瞬にして燃え尽きるドラマチックな後半部でのコーラス・アレンジはジェフ・リンに教わりました(またウソ)。
Hフレッシュ・アンド・ブラッド これもよく作ったな〜と自分を誉めてやりたい(笑)1曲です。早いところCD化したいですね。トッド・ラングレっぽいバラードでも作っかとか言いながら作ったような記憶もありますが、定かではありません。実はライヴでもあんまりやってないんですよね。やる前にハモりの練習しないとマズいね、これやるのは。
I天井裏のヨハネ 1999年ライヴ・ヴァージョン
(楽曲解説はCD「永遠のカクテル」の項参照)
J湾岸道路を左に折れて これも名曲です(笑)。アホみたいなタイトルも気に入ってます。「ハロー!ニューヨーク」が出来る前までは、ライヴでの客とのコール&レスポンスを絡めた定番のナンバーでした。ズバリ、南佳孝とユートピアの融合を目指しました。シャッフルのリズムは、ボズ・スギャグスからのヒント。2000年のライヴ・ヴァージョン。
K死に往くおまえとクラゲのロンド これも個人的にはそこそこ気に入ってるんですけどね〜。歌詞が乗っからなくって、しょーがなく「ハミング」してるんですわ(笑)。音的にはイアン・デュリーあたり狙ってるつもりなんですけど。タイトルは特に意味なし。現代音楽風に
Lきっと悪魔 エンディングをちょっと改良した(ライヴ)ヴァージョン。正統派(?)歌謡ロック。当初、平山みきに歌ってもらう事を想定して作ったナンバーだとか言ってうそぶいていた記憶があります。オーヤン・フィーフィーでもいいけど。
Mガガーリンの椅子 おまけで入れたオレの宅録ソロのインスト。メイジャー・トムに対抗してガガーリンだよ(笑)。しゃーねーなぁ。でも、壮大なエンディングは気に入ってるよ。きっと、宇宙空間に見てはいけない何かを見てしまったんだろうね、彼は。
◆ その他の楽曲 ◆ EP・音源未収録・もうやらなくなった昔の曲から最新ナンバーまで
曲名 コメント
宇宙家族イワノフ ダンボール・バット初期ライヴ(90年代前半)での重要曲。この曲をやらないとライヴをやった気がしなかった。タイトルは外国のTV番組「宇宙家族ロビンソン」から拝借。イワノフってことはロシア人ってことか?
マリーの毛皮 これも初期ライヴでの重要曲。美輪明宏の「毛皮のマリー」から拝借。この曲をライヴで聴いた知人が「明るいジャックスみたいですね」(笑)って言ってくれて、それまで聴いたことなかったジャクスを慌てて聴きくようになった。うっすら靄のかかったサイケデリック・チューン。
橋は遠く・・・ 96年に発売した、アナログの7インチシングルに収録。その後ライヴでも1回しかやった記憶がない。なぜかブルー・コメッツあたりに通ずるペニャペニャのムードGS歌謡調。ちなみにこのレコードは米国プレスによる200限定イエロービニール仕様だった。
マイ・ブルー・キャデラック 95、6年頃ライヴでやってた曲。当時カセットで販売してたらしくて(記憶にない)今だに「カセット聴いてます」という奇特な方がいらっしゃる。Aメロがビーチ・ボーイズの♪「ワイプ・アウト」みたいなリフで、中間部がソニック・ユースが「君が代」を弾いてる(笑)みたいで、後半はクリムゾンを塩水で薄めたようなヘッポコ変拍子に。
ミリオン・ダラー・プレイヤー これも95,6年頃やってた曲。当時ハマッてた米オルタナ系の匂いが濃厚。POLVOとかの影響か?。曲後半が凄まじく長い。FAUSTとかジャーマン・サイケにもハマり始めてたからね。
ラヴ・ハンター これもほぼ上の曲と同時期にやってた曲。割りとライヴでやった記憶がある。この曲あたりを境にしてオルタナ路線は後退していったように思う。当時敬愛していたバット・ホールサファーズに日本的情念(笑)と湿り気を加味したようなヘヴィーなナンバーです。曲の最後ではSAMSONGと二人しての怒号の絶叫(オレはギターをぶん投げたり!)を上げていた。若かったんだね。
おまえのショコラ 渋谷のシャンソン・バー「青い部屋」に出るっていうんで、急遽それ風(どれ風?)に作ったナンバー。歌とピアノがメインで、ルイス・フューレ風を目論んだつもりだが、はてどうかな?ライヴで3回くらいやったきりだが手直ししてまたやるかも。
バナナ・チップス・ムーン これも頓珍漢な曲。1回ライヴでやったきり(その日のゲスト、サエキけんぞう氏が客席で観てた)で空中分解。ニューオリンズ風(オレの勝手な解釈による)ピアノ〜レゲエ調になってハード・ロックへ突入。台湾の10cc風。
絶唱〜南へ! なぜか、アフリカ大陸を目指して作ったナンバー。なぜアフリカなのかなんて問いは愚問だ。とは言え、アフリカというよりアンデス(南米)っぽく聴こえなくないのもミソ(?)。まあ、細かいことはいいや。男のロマンかな。中間部の間奏(ギター・ソロ)は何度聴いてもゾクゾクするねぇ。TOTOにバックやってもらいてぇな。
マリン・スノウ 入魂の大作バラードはホテルのディナーショーにも耐えうる仕様に。一体何部構成だこの曲?10分ぐらいあるんだよ、コレ。だから30分とかしか持ち時間がないライヴだと他の曲が出来ない(笑)。後半部は、ヴェルヴェッツの「ペイル・ブルー・アイズ」を彷彿とさせるか・・・っつうとどうかな?で、最後、静かに幕切れかと思いきや2度目の絶頂、SOMESONGのギター(ほか、バンド全体)が全身でむせび泣く(ここはプリンスの♪「パープル・レイン」へのオマージュ)!テメェーで歌ってて泣きそうになるからね(自分大好き・・・ほんとはキライ)。ニール・セダカとかに歌ってもらいたいよ(笑)
ロリータ! 原題「すすめ!ロリータちゃん」。特異な画家、ヘンリー・ダーガーの諸作を観ていたら浮かんだタイトル。曲はクリス・スペディングを聴いた直後に出来たものだが、だからといってクリス・スペディング風とは限らない。(2004年11月現在・最新ナンバー)
  ◆ カヴァー曲 ◆
港の女 CD−R「Neu!Demotrax 2003」の項参照
メケメケ 原曲はジルベール・ベコーのシャンソン。それに日本語詞を付けて歌いその昔日本でもヒットさせたのが美輪明宏(当時は丸山明宏)。バンドでやる時は、この美輪ヴァージョンと、スネークマンショーの1stにDr.ケスラー名義で収録されてる加藤和彦ヴァージョンを折衷した感じに。
タンゴ 泥沼のように落ち込んだ時にオレが聴くアルバム、それが「暗黒大陸じゃがたら」“唯一”のアルバム「南蛮渡来」。そこに入ってる名ナンバーをオリジナルよりテンポ・アップし、後半スカっぽさを強調、構成もちょっぴり替えてある。余談だが、「じゃがたら」名義になってからの諸作には興味なし。
●ダンボール・バットのソングライティング担当、
 AMI自らが自作のナンバーを解説。
 

  
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